カメラマン川越亮の徒然写真日記

1979年鹿児島市生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、 東京のカメラマン、ヘアメイク、スタイリスト等のマネージメント会社にて マネージャーとして働く。2006年帰鹿後、川越亮事務所(鹿児島市)設立。 ファッション写真だけでなく、広告、行政関連、雑誌、などボーダーレスに展開。日々を徒然と。川越亮事務所HP : http://ryokawagoe.com/

拗らせた30年だった。

「拗らせた」

 

読める?

 

「こじらせた」だ。

 

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拗らせた30年だった。

拗らせてなければフリーランスになっていない。

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思い描いたあの頃の未来は、

新卒で就職して、悩みつつも努力して、

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少しぐらい体壊して、ちょっとだけ揉めたりして

それでもなんとか結婚して、家族が増えて、

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30年ローンなんて組んじゃって、

見えないバーベルで筋トレ頑張ってると思ってた。

 

だが、現実は、

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誰も求めてはいない笑いをひとり追い求め、

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重くなった体を揺らし、

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仕事を超えて、尊敬できる人と出会い、

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生涯の伴侶と出会った。

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幸いまだ必要としてくれる方がいて、

はじめまして、と名刺交換もできて、

まったく知らない分野に挑戦もできている。

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今年で40歳。人生100年時代で言えばハーフタイムだと思っている。

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明日からの新時代、すぐに変わるわけではないが、

変化を求め続けた、そう、拗らせ続けた一人親方が、

人生の後半戦をどう回収するか楽しみにしてほしい。

 

勝負かける。

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あーもう光合成だけで生きていたーい。

スガシカオ