あの頃、僕らの”Feel like dance”1 プロローグ
これは、地方出身の38歳、
平均的なおじさん予備軍の物語である。
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先月38歳になった。
とは言っても、昨日の延長線上に、
僕は立っていた。
そして、明日も変わらず、
その延長線上にいる。
体はすっかり重くなった。
何かと言い訳が多くなり、
その言い訳も年取るごとに上手くなる。
何が言いたいかって、
若者と自分は違うんだよってこと。
良くも悪くも。
「懐かしいね」なんて言葉が
出てくる時点で、
時代の流れに追いついて
いないんだろうけど、
焼けたアスファルトが本当に辛くて、
汗だくのGパンに辟易しながら、
深夜も週末もあったものでなく、着信恐怖症な僕。
かっこいいコピーの”嘘”に敏感になり、
それでもかっこいいこと、言いたい。
それでは聴いてください。
そんな時に思い出す。
あの頃、僕らの”Feel like dance”
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不定期連載である。
気にしないでほしい。